ミステリーツアー
開かずの貴重品箱事件('99 真夏の3部作・中) 1999年8月 報告者新田屋
さて合宿も四日目に入りいよいよこの合宿の最大イベント、阿呆鳥コンペが開催されました。
不覚にも、私新田屋は風邪のため、午後のプレーをキャンセルし宿舎に戻っていたのですが、このコンペは阿呆鳥以外にも参加して行われる、一年間で最大のイベントなのです。
そのもっとも大きな理由は「大人のコンペは賞金で」と考えているところにあります。
阿呆鳥倶楽部の一年はこの日を中心にまわっています。

私を除いて、競技のほうは無事に終わり、会場のプレステージから表彰式を行う会場へ場所を移しました。
このコンペはハンデキャップ制で総握り、バーディー賞あり、というもので、大叩きしようものなら、軽く土曜日にプレステージでプレーができるほど負ける人もいます。
この日の彼は、決して調子がよかったわけではなかったようですが、それでも大負けすることはなさそうなスコアだったことが、彼の空白の時をつくってしまったのでしょうか。
表彰式会場で参加費を払う時に、彼は探せど探せど財布が見つかりません。
着替えを入れたバックはもとより、車の中のさんざん探したあげくに気がついたようです。
プレステージで財布を貴重品ロッカーに入れた記憶はあっても、出した記憶の無いことに。
おお慌ててでコースまで戻ってロッカーから財布を出したことは言うまでもありませんが、もう少し遅いとコースもしまっているところでした。
この日は幹事が一括して支払を行った、ということは彼の言い訳でしかありません。

ところがさらに恐ろしいことが最後に待っていたのです。

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