ミステリーツアー
法事キャンセル事件 1998年9月 報告者ター坊
ター坊の義父は若かり頃12日間連続でゴルフをしたつわもので、還暦を迎えたこの義父のために欲しがっていたショップオリジナルドライバーを贈ったそうです。
「どうやって打ってもフェアウェイにしか行かない」というのがこのクラブのうたい文句だったそうです。
初めてのラウンドの日はとても嬉しかったのか、バックにも入れないで、家からずっと持ったままクラブハウスに入っていきました。
着替えが終わってティーグランドに集まった時にター坊はこの義父の格好がちょっと変なことに気がつき、良く見ると靴がスパイクではなく、革靴のままティーグラウンドまで来ていました。
午前中のラウンドではもう一つだったそうですが、ター坊のアドバイスで午後は見違えるように、フェアウェイをキープし始めたそうです。
欲しくて欲しくてたまらなかったクラブが思った通りに打てた喜びからか、帰りの車のでさっそく自分のコースに電話して次回の月例の予約を取ったそうです。
それを隣で聞いていた義母は、
「あなた、その日はお父さんの法事ですよ。」
という指摘に対して、
「おれは出ない。墓参りはいつでもできる。」
と、言い放ったそうです。
後々、法事の日を変更しようとしたらしいですが、都合がつかず予定通りに法事は行われたようですが、結局この義父は法事に参加しないで、月例に出席したそうです。
以来このすばらしき義父の口癖は、
いいんだ。いいんだ。ゴルフはできるときにやっておくんだ。
だそうです。
おかげでター坊も奥さんの出産予定日に我々と一緒にゴルフに行きました。

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